その機械の正体は

では質問の答えです。

この機械は、天橋立「玄妙庵」の、私たちの部屋にあったものです。

ひょうたんの形をしています。

アップにすると、「カーテン」、「室内灯」、「縁側」、などと書いてあります。

年代物の説明書を見ると、

「旅先での ズボラも また楽しからずや」

「お床の中から 天井灯の点滅をしてください」

と書いてあります。

ハイ、もう、おわかりですね!

これひとつあれば、わざわざ立ち上がるまでもなく、カーテンも開け閉めでき、電気も消せる、という何とも便利な機械なのです。

「玄妙庵」は昭和初期の建物で、この便利機械は当時からずっとあるようです。

今でこそ、リモコンは当たり前の時代ですが、昭和初期には、非日常を感じる夢の機械だったのでしょう。

仲居さんによると、今では他に京都市内の旅館1件にあるだけとのこと。

なんかいいでしょ(^-^)

ほっこりしました。