シマアジ
「シマアジ」って、知っていますか?
私は2年ほど前に初めて知りました。
東京の寿司屋でワイン会の際に、シマアジの握りが出てきました。
出てきたとたん、マダムたちは「私、シマアジ大好き」と、おっしゃるではないですか!
「シマアジ・・・って、私、食べたことないです。初めて聞きました」と悲しそうに言うと、大将が優しく応えてくれました。
「シマアジは珍しくてなかなか手に入らないです。今日も築地に3匹だけ入って、取り合いでした」
食べてみると、とっても脂がのってて、白身なのにとろけるような味わいです。
確かに高級そうな感じがしました。
それから、しばらくたって、去年のゴールデンウィーク。
博多の居酒屋で、メニューに「シマアジの刺身」あるじゃないですか!
しかも480円とか580円とかです。
即座に頼みました・・・ら、売り切れでした。
でも「シマアジ」、意外と庶民的に出てて、不思議に思いました。
そして、昨日、最近お気に入りの割烹「ふるた」へ行って、ショーケースの魚の名前を聞くと、
「シマアジです」と、返ってくるじゃないですか!
ええっ、「産地はどこですか?」、「九州です」。
おお〜、何か話がつながります。早速、刺身で食べてみました。
脂がのってて、ホントとろける味わいです。
これで、私も世田谷マダムに負けずに、「シマアジ、脂のってるわよね〜」とか言えるはずです。
さらに、シマアジ、気になったので調べてみました。
■シマアジ(縞鯵、島鯵)、学名 Pseudocaranx dentex は、スズキ目アジ科に分類される海水魚の一種。亜熱帯・温帯海域の沿岸部に生息する大型のアジである。食用にもなり、日本ではアジ類の中で最高級の食材として扱われる。 byウィキペディア
■市場にならぶほとんどが養殖もの。天然物は少なく、中型の2キロ、3キロは非常に高い。1尾で1万円、2万円することもある。養殖ものは価格が安定しており、キロあたり2000円〜3000円でやはり高価。刺身用アジ類ではシマアジ、カンパチ、ブリの順に高い。
■旬は夏から秋。小型のものは年間を通して美味で、特に冬は最高。小型でも美味。いちばんうまいのは1キロから3キロ前後だと思われる。白身。マダイのような上品ななかに、アジ独特の背の青い魚の旨みが含まれる。脂も上質で、まったくクセがない。養殖ものでも比較的臭みがなく、天然ものよりも脂が強い。
どうやら、昨日のは養殖らしいですね。
やっぱ天然もの食べないと、マダムには叶わないか!