スーパーキァンティ

キァンティ・クラシコ カステッロ・ディ・フォンテルットリ 2006

このワイン、私、上手に飲めませんでした。

まず、木曜日、飲んでみると、カッチカチ。香りは有り得ないくらい素晴らしいのに。

あ〜、あ〜、こんなにポテンシャルがあるのに、起こしちゃってごめんなさい。

すぐにデキャンタージュするも、全く開かない。

仕方ないので、もう1本開ける。

ファルネーゼのモンテプルチアーノ・ダブルッツォ。

ああ、この前のカサーレ・ヴェッキオのカジュアル版なのね。

んん〜、さっきのキアンティのサンジョベーゼ(品種)と比べると、タンニンが全然違う。

モンテプルチアアーノって、こんな特徴があったんだ。

タンニンが荒々しいというと悪く聞こえるかな。じゃあ、野生的、そう、全体的にワイルド!!

私は嫌いじゃないよ、ってか、ワイルド系は好みなの実は。アリアニコとか妙に好きだし。

1000円にしては、かなり楽しめると思います。

 
で、翌日また、置いておいたカッチカチのキァンティを飲んでみる。

・・・だ、だめ。まだ全然、眠ってる。なんて怪物ワインなの。

ホント、5大シャトーにも劣らないパワーを感じます。

ウチのセラーだったら、10年くらい寝かしとけば飲み頃になるのでは?

叶うなら10本買って、毎年飲んでみたい、変化を感じてみたい。

あぁ、ワインって面白すぎる。

 
で、今日、今、飲んでみた。

ん〜、ん〜、わわわわ、わかんない。

でもこれ以上、デキャンタで置いておくのは無理な感じ。

香りは明らかに少なくなってきているし。

美味しいんだけどなぁ。上手く輝かしてあげるには、少なくとも10年はかかるね。

うん、でも開くと赤いチェリーのような甘酸っぱい酸味があるわ、ボルドー左岸との違いはそこかな。

開けてみないとわからない。ワインの面白さは、そこにもあると思います、えへへ、ありがとう。