名古屋②_コルトン・レ・マレショード

夜ごはん、オーベルジュ・ド・リル・ナゴヤもいいし、ミクニ・ナゴヤもいいし、どうしようか迷っていました。

ダーさんは3日前まで上海出張だったので、予約せずにいました。

私のリクエストはとにかく「ワイン」。美味しいワインと美味しい料理が食べたい!

そのためには体調を整えておくことがとっても大切なのです。

体調は万全、って感じではなかったですが、結局、前日に予約しました。

吟味した結果、今回のレストランは「ル・グラン・ターブル・ド・キタムラ」。名古屋市主税町の白壁通りにある、趣のあるレストランです。

いちばん小さいコースでお願いしました。


アミューズは、ふわっと軽いキッシュです。

1杯目は「とりあえずシャンパーニュ!」(さすがにそんな言い方はしません)、シャンパンをもらいました。名前を覚えていません、Gで始まってNOIS(ノワ)で終わってたと思うのだけど…ガンチノア? ガンプノア? 検索にもひっかかりません。
 


そして、「スコットランド産・スモークサーモン」。しっかりめの味付け、シャンパンに合います。
 


冷前菜は、3種類から選べます。私は、「山梨県産・桃の冷製スープとズワイ蟹のコンソメジュレ寄せ」。ダーさんは、「鮎とじゃが芋の冷製スープとジュンサイ・枝豆のコンソメジュレ寄せ」。
 

私が何よりこのレストランを気に入ったのは、スモークサーモン辺りで次のワインの相談に来てくれたことです。

だいたい、まずどこも、シャンパンがなくなってから「ワインはどういたしましょう」とか来るのですが、次の料理だけ来てワインがないって、それ、どういうことよー!!! とイライラするものでした。

今回は、ちょっとおまかせして、バイ・ザ・グラス(一皿ごとにグラスワインをサービスしてもらうというパターン)でお願いしました。

どんなワインが出てくるか、ワクワクします。
 

温前菜は、「平目のグリル パルミジャーノ風味のリゾットを添えて カプチーノソース」。
 

ワインは白ワイン、「モンタニ(MONTAGNY 1ER CRU MONTCUCHOT)2005」。

MONTAGNY…モンタニーモンタニー、えっと…ブルゴーニュの南の方、たぶん、酸はいつも飲んでるものより穏やかめ、チーズのリゾットに合う感じよね。

とか、言いながら飲んでいましたが、コート・シャロネーズだとは出てきませんでした。南というより、真ん中、コート・ド・ボーヌの下になります。
 

お魚料理は、「知多半島沖から届いた新鮮魚、鱸のポワレ 紫芋のニョッキとコリンキー南瓜をあしらって ほんのり甘酸っぱいソース・ビガラード」。
 

ワインは「アルザス ピノ・グリ 2004」。

グラスワインならではのセレクトです。自分では絶対、頼まないと思うので、なかなか面白かったです。ほんのり甘く、酸は年月に伴い穏やかに深みを増した感じ。甘酸っぱいソースに合いました。
 

お肉料理は、「北海道産・牛フィレ肉のステーキ」か「カナダ産・仔牛肉のコルドンブルー風」から選べました。

私もダーさんも後者を。「コルドンブルー風」が気になって…。えっと、付け合せは「色取り取りの季節野菜のグレックをご一緒に」とあります。
 

ワインは「ヴォルネイ」、ヴィンテージは忘れました…2006とかそのくらいだったような。

ヴォルネイ、コート・ド・ボーヌだった、そんなことも忘れてた、きゃ〜!

ポマールもヴォルネイも赤のみ、ポマールは男性的、ヴォルネイは女性的、と言われています。

やっぱ、もっと飲まないといけません。
 
チーズも少し、いただきました。私は赤ワインをもう1杯。

「どのようなワインがよろしいですか?」と聞かれ、

「おまかせします。赤なら、ボルドーでもブルゴーニュでも…」

「どのような…、お好みはございますか?」

「好みは、古いのが好きですが、フランスで赤なら何でも」

で、出てきたのが、この記憶に残る1杯でした。


コルトン・レ・マレショード 1999  プランス・フローラン・メロード

ソムリエが言うには、「この区画はDRCが買い取って、今度DRCで“コルトン”として出すことになったのです」。

って、なんか、むっちゃステキなこと言わなかった〜今?

でも、そんなセリフ聞かなくても、これは飲んだらわかります。

こ、こんな美味しいワインって、あるんだーーー(T−T)

あああ、葡萄ってスゴイです、すご過ぎですーーー!!
 


ありがとう、ありがとう、こんなワインを飲ませてくれて。

そして、これだからワインへの追求は止まらないのです。

きっと、世の中にはもっと美味しいワインもあるんだろうなぁ。が、がんばって、働こう私!
 

デザートはワゴンサービスから、好きなのを選びます。
 

特にサービスとワインが、最高級に素晴らしいレストランだと思いました。

ごちそうさまでした、ありがとう!