琵琶湖vol.2_ロテル・デュ・ラク
宿は4月に1回来た、ロテル・デュ・ラク。
何が…って、なかなか言葉では表せないのですが、すーっと心地よくて、安心、リラックスできるのです。
サービスが押し付けがましくない、というか、洗練されている、というか。
今、思い出してもポ〜っとなって、「ああ、がんばって生きていこう」と元気がでてくるような。
とにかく、どの場面を思い出しても絵になるし、宿が主役じゃなくて、私たちが主役の、そんな場所だと思います。
ホントなら、教えたくない宿ですが、昨今の不景気のせいか、時季のせいか、宿泊客は私たちだけだったので、宣伝になればとの思い、からの、ご紹介です。
それでは夕食です。
ドレスコードはなく、スリッパのまま、ゆったり食事できます。
前菜:紫イモのブランマンジェ フォアグラのキャラメリゼ 黒酢ハチミツゼリー添え
ワインはバイ・ザ・グラスで頼みました。
…が、写真もメモもとってなく、忘れました(汗)。覚えている限りで。
最初は、ガイヤック・ドゥー。甘口のワインでしたが、酸味もあり、バランスが良くて美味しかったです。
前回と同じように、Mさんが私たちのお世話をしてください、私がワインにうるさいとわかったようで(すいません)、いろいろ教えてくださいました。
「ガイヤックはフォアグラの産地ですので、お料理にも合うのではないかと思います」
なるほど、そんなお話をきくと、食事がさらに楽しくなります。
前菜:琵琶湖産ビワマスの唐揚げを添えた 冷たいパスタ
これ、これ、良かったです。
隠し味にオレンジピールの香りがするのです。初めての経験です。ダーさんが「自宅でオレンジピールは難しいけど、冷製トマトパスタにオレンジジュースを効かせるのもいいかも」と、触発されているようです。
ワインはシャンパーニュ、アリストン・ロゼ、だったと思います。
色もトマトソースとロゼ、同系色(?)でキレイ。そして、何より、ワインの酸味とオレンジピールが、バッチリ、マリアージュでした。
ワインは、えっと、ジヴリ・プルミエ・クリュ、確か2009。
ジヴリ…、コート・シャロネーズだったはず。…よっし、当たり、良かった。樽香が豊かなコクのあるシャルドネです。
そう、そうだ、「ブリメジモ」だ、コート・シャロネーズ、覚えたわ〜。おさらいすると、北から、「ブ」ブーズロン、「リ」リュリ、「メ」メルキュレ、「ジ」ジヴリ、「モ」モンタニ。白のみなのはブーズロン(アリゴテ)とモンタニ(シャルドネ)でした。
じ、実は、前回、このホテルでビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ1995を飲んだのですが、普通のシャブリとか飲むようなグラスだったので、
「すいません、ブルゴーニュグラスありませんか? こんなぷくっと下ぶくれのグラス」と、遠慮がちに聞いてみたところ、
結局、なくて、ボルドー用らしいグラスを出してもらったことがあるのです。
…えっ? やーな客ですって? …いや、でも、これは、ホントに普通のことなのです。
せっかく良いワインを良い状態で出してもらってるので、本来ならモンラッシェグラスで飲まなきゃ、もったいないです(ない場合は、ブルゴーニュグラスでOK)。
それに、そのときは、事前に「ワインが好きで、普段と違うものを飲みたいと思っています」と、連絡も入れといたし…。
で、話を戻すと、
今回、ジヴリ・プルミエ・クリュを、ブルゴーニュグラスで出してくれたのです。
と、とにかく、覚えていてくれたことに、ちょっと申し訳ないような、でも感動するやら、有り難かったです。
人生初のそうめんカボチャです。しかも、甘酸っぱい味付けです。
へ〜! これが、そうめんカボチャか。確かにカボチャじゃない、この歯ごたえは、大根のツマのような。
「上にかかっているのは、アドベリーのソースです」と言われ、
「アドベリー?」、2人して、すぐ切り返します。そんなベリー、初めて聞きました。
「はい、この近くの安曇川(あどがわ)で採れるベリーです」
なるほど、よくわかりました。
肉料理:仔羊背肉のロースト きのことローズマリー風味のソース
ワインは、メドックでした。シャトー名は忘れましたが、ヴィンテージは2007。若いわりには飲みやすく、メルロ比率が多いのかな、とか言いながら美味しくいただきました。
と、そこで、
はい、実は前日(9/30)は、私たちの結婚記念日とやらでした。
デザートプレートをいただきました。ありがとうございます。
めでたく、まる11年です。…ひゃ〜、すごいよね、11年だよ。
デザート:マンゴーのミルフィユ パッションフルーツのソース添え
マンゴーのミルフィユ、すっごく美味しかったです。ダーさんも絶賛!
デザートワインは、ガイヤックの遅摘み。この造り手さんの自信作とのこと。美味しかった〜。
と、いうわけで、おかげさまで結婚11周年を迎えることができました。
まだまだ未熟な2人ですが、今後とも、よろしくお願いいたします。
長文、読んでくださり、ありがとうございます。