ソウル=フランス2012 Vol.3 パリへ
2012年4月2日11時10分、それでは、パリへ向かって飛び立ちます。
いつも私は「ウィンドウズ・シート・プリーズ」で、必ず窓側なのですが、3列シートの真ん中は空席で、通路側は韓国の女の人でした。
連れがいるのといないのでは、やっぱり違いました。あんまりアルコール、がぶがぶ飲みにくいし、トイレも立ちにくいし、荷物もいちいち持っていかなきゃいけないし、ね。
噂に聞いてた、機内食「ビビンパ」。コチュジャンと胡麻油をかけて食べます。とても美味しかったです。
しかも、コリアン・エアー、日本語バッチリで、「すいません、お客様、牛肉かビビンパ、どちらがよろしいでしょうか?」、「お客様、オニギリはいかがでしょうか?」と、びっくりするほど安心です。
それから、韓国の方は、意外に、ビビンパと一緒に赤ワインを頼んでいる人が多かったです。ワイン、飲まれているんだなぁ。
映画は、「ヒューゴの不思議な冒険」と「シャーロックホームズ」を観て、ガリレオ先生の本を読んで、昼寝して、11〜12時間。まぁ、あっという間に、シャルル・ド・ゴール空港へ到着です。
シャルル・ド・ゴール空港のイミグレ、すっごい順番なのに、1人で対応してた。窓口10個以上あるのに、なぜ1人なの〜? 小松空港でさえ、2〜3人でやってくれるのに。
さすが、パリ!
そして、荷物を受け取り、空港で迷う私。…パリ市内へ向かうバス停、どこ? 案内図もやけに不親切、やっぱりパリか?
やっと見つけたバス停で、待つこと5分くらい。バスが来ました、乗車します。
リヨン駅経由モンパルナス駅行きのバス。運転手さんに挨拶して、チケットを買う。「モンパルナス・シルヴプレ」。やった、通じた! …当たり前か?
一応、空港から市内へ行くのに、タクシーにしようか、バスにしようか、鉄道にしようか、とっても迷いました。
ホテルはモンパルナス駅から歩いて10分のところにありました。
インターネットやガイドブックを見ると、バス停からスーツケースをごろごろ引っ張って歩くのは危ないという声もあり、タクシーにしようかとも思いましたが、
タクシーだと市内まで50€くらい、渋滞だともっとかかるかもしれない、バスだと片道16.5€と決まっている。
うーん。グーグル・アースとかで、街の雰囲気までチェックして、大丈夫そうかな、とバスにしました。
結果、ぜーんぜん平気でした。まだ18時とかで明るかったし、人もいっぱい歩いているし、全く問題ありませんでした。
雨でも降っていれば、また考えるかもしれませんが。
車窓から見るパリの雰囲気は、こんな感じ。ワクワクしてきます。
それでは、パリのホテルについて!
パリもホテルが本当に高くて、まぁ、特に1人で泊まるので割高なのですが、どうしようか、いろいろ考えました。
しかも、日程も押し迫っているせいか、迷っているうちに、どんどん満室になっていくのです。
まぁ、はっきり言って、パリの土地勘はゼロなので、観光初心者向けのオペラ周辺にしようか、それともカルチェ・ラタンのシャレオツ〜な辺りにしようか、少しは街中から離れて、リヨン駅とかモンパルナス駅とかにしようか。
よーし、パリ滞在4泊分、ここは思いきって、オシャレエリアのプチホテル1泊200€、行ってみよう!
と予約かけると、「申し訳ありません。お部屋をご用意できませんでした」と返事。
そうこうしているうちに、HISのWebで、モンパルナスの1泊8,000円が、リクエストが通って予約OKとなってしまいました。
4泊で32,000円。しかも朝食付き、お得過ぎる…。
どんなお部屋だったかというと、
ホテル カンパニール メーヌ・モンパルナス
なんと、バスタブも、ドライヤーも、ポットも、コーヒーセットも、お菓子も付いてる!!!!! 奇跡のような部屋でした。
あまりにも感動して、フロントのお兄さんに「ナイス・ルーム!!」と、テンション高く出掛けました。
この日、私がするべきことは、ただひとつ、「カルネ(キャフネ?)、つまりメトロの10回回数券を買うこと!」。
メトロの駅の近くの売店で、「こんばんは。すいません、キャルネありますか?」、丸暗記のフランス語で言って見ました。
すると、モーガン・フリーマン(超似ていた)が、とても親切に聞いてくれ、「ここにはないが、ちょっとこっちきて、あそこのメトロの駅で売っている」と、わざわざ、道に出て、身振り手振りで教えてくれました。
「メトロ」、「エスタシオン(駅)」くらいしか、聞き取れないですが、「オトミック」とも。
「オトミック?」、「ウィ、オトミック」。どうやら、機械で買わなきゃダメってことですね。
お礼を言って、メトロの駅に降りてみると、やっぱり券売機のみでした。
フランス語オンリーの券売機で、10回券を買う。大冒険です。楽しいね!
ちなみに、1回券は1.7€、10回券は12.7€。メトロもバスも同じ券で乗れます。
なんとか、10回券を現金で買うことができ、ホテルへ戻り、バーでビールを飲んで、部屋で味噌汁と梅干を食べて、お風呂につかって、普段より7時間長い1日が終わりました。
つーか、ホントに時差ぼけで早寝、しかも、朝がまた早起き過ぎる、3時には目覚めてしまいます。