ソウル=フランス2012 Vol.4 Mumm

2012年4月3日、シャンパーニュ地方とメゾン・ド・シャンパーニュを巡る、日帰りの日本語バスツアーへ申し込んでありました。

集合場所はチュイルリー駅近くに朝の7時40分。

ホテル最寄りのメトロ、ゲテ駅からシャンゼリゼ・クレマンソー駅で乗り換え、チュイルリー駅へ。

簡単そうですが、やはし、初めての独りパリなので、警戒していろいろ調べました。朝7時頃は、たぶん暗いだろうし、メトロ駅は危なくないだろうか、とか。

いろんな体験談とか読んでると、メトロ駅には麻薬常習者がウロウロしてるとか、人のいない駅でピタッと後ろから誰かが付いてきたとか、羽交い絞めにされて財布を抜かれたとか、コワイ話がいっぱいです。

ドキドキしながら、もし危なそうだったらタクシーにしようと出発しましたが、ぜーんぜん平気でした。さすがに、クールに早足でもたもたせずに行動するこを心がけてましたが。
 

チュイルリー駅を出ると、おお〜っ! これぞパリという風景です。やっぱり、旧市街(というのか?)は趣きが違います。カップルで来るなら、古い街並みの辺り、セーヌ河沿い、いいかもね〜、うふふふふ〜。

バスツアーの受付けを済ませると、お姉さん、無愛想に「前で待ってて」と。

前でしばらく待つけど、日本人らしき人、1人もいないのですけど?

もう一度聞く、「そこの前で待てばいいのですよね?」、言い終わらないうちに、お姉さん「そう、前」とため息まじりに。

また、結構待つとバスが来た。「はい、○○の番号のチケット、並んでください」、おお、私もだ。

40人くらいが1台のバスに乗り込む…けど、日本人は? ワイン好きの日本人と、ちょっと仲良くなるはずなんだけどなぁ。あ、アジア系の母娘がいる、じーっと目線を送っていたけど、どうやら香港人(予想)。

2階建てバスの2階の、後方の窓席に座ると、バスは発車しました。

日本語ツアーじゃないと厳しいのだけどなぁ、と考えてると、「スイマセン、チョット、ココ、スワテ、イイデスカ?」、誰か来た。「コンニチワ、ワタシハ、フランソワ、ト、イイマス」。

ちなみに、「ふらんそわ」ではなく、「ふはぁんそわ」。私もその後、「フランソワさん」ではなく「ふはぁんそわさん」と、きちんと呼びかけていました。
 

説明すると、このバスツアーは、英語、スペイン語の合同ツアーで、日本人は私1人のため、通訳ガイドを、マン・トゥ・マンで付けてくれることになったそうです。贅沢と言えば贅沢ね。
 


バスの中は、延々とフランスの歴史や地方文化の説明が、英語その後スペイン語でされています。

フランソワさんも、合い間合い間に日本語で、若干政治に偏ってはいますが、とっても詳しく説明してくれます。

ある場所を通っているとき、この近くはチーズが有名で、「ぶひぃ」と言います。知らないなぁ、と思っていたら、「モーという村で」とか言うから、ああ、「ブリー・ド・モー」だ! リアルってこうゆうのを言うんだね〜。

あと、TGVを見て、日本の新幹線より早いことを、えっらいこと自慢げに話していました。

きっと日本でゆうと、鎌倉幕府から織田信長豊臣秀吉徳川幕府になって太平の世になるくらいまで話を聞いたころ(フランス歴史、ちゃんと勉強しよう私!)、1軒目のメドン・ド・シャンパーニュへ到着しました。
 


Mumm、マム、ミュム。ワーオ、豪華だ〜!
 


バスを降り、メゾンの中へ。それにしても晴天ね。
 


マムの方が説明してくれ、中を見学します。

「アーオーセー」って何のことかな、と思ったら「AOC」のことね、気付いてよかった。それにしても、シャンパーニュって全部、手摘みなのね、すごいね。
 


昔は、このコンクリートタンクに、村ごとの葡萄ジュースを保管していたそうです。
 


ボトルの種類や〜、
 


製法についても、わかりやくす説明。 
 


オリを見せるパフォーマンスも美しい!
 


ワインについてのお勉強が、
 


終わったあとは、
 


1杯だけ、試飲することができます。2杯目からは有料ね。
 


イギリス奥様も、とても親切でしたが、日本人がいてほしかった…、寂しい…。
 


ちなみに、マムのロゼの王冠には、レオナール・フジタの薔薇が描かれているのです。

フジタの礼拝堂もマムの敷地内にあり、ぜひとも行きたいと思っていたのですが、5月まで冬季は閉館しているらしく、残念ながら次の機会に期待します。
 


…と、思ったら、バスが出発し、チラッと見えたこの教会! たぶんこれがフジタの教会だと思う! おお〜っ!

それでは、第4弾まで無事、いきました。この後は、もうちょっと待ってくださいね。